![]() 一般社団法人栃木県手をつなぐ育成会 会長 小島 幸子 |
| いつも栃木県の育成会を応援いただきありがとうございます。 育成会を取り巻く環境は変化しています。会員の減少や高齢化、役員のなり手不足など、これまでと同じ形で活動を続けることが難しい地域もあります。 しかし、会員が減っているから、育成会の役割も小さくなったとは考えていません。 規模を維持することだけを目標にするのではなく、地域に必要とされる育成会として、形を変えながら継続していくことが大切だと考えています。 会員からは、こどもや親の介護、自分自身の体調不良もあり今後どうやって会を運営するか悩んでいると意見がありました。 1 助け合い 育成会の原点は、親同士の助け合いです。 長く一緒に活動してきた先輩から、「うちは障害のある子どもが二人だから、成年後見を使わなくてはならない。頼れるのは幸子さんだけ。よろしくね」と言われました。この言葉を受け、私自身も学び続けたいと思いました。 相談を受けたときに、必要な情報を伝え、相談できる人や機関につなぐ。市町、社会福祉協議会、相談支援、福祉施設など、地域と顔の見える関係を築いてきたことも育成会の力です。 私自身が受けている相談のことを匿名でお話しました。二人とも学齢など成人前の相談で家族丸ごとの支援を模索しています。 また隣接市での研修会をきっかけに町の会員が増えて、若い人がSNSを活用して動いている報告がありました。 2 「最後の砦」として 地域には、制度や既存の支援だけではなかなか解決できない困難なケースがあります。「育成会に相談してみよう」と思ってもらえる存在でありたい。 育成会がすべてを解決するのではなく、必要なところにつなぎ、家族を孤立させない。地域で困ったときに頼りにされる「最後の砦」のような育成会をめざします。 3 国の施策に意見が言える団体として 育成会は、地域から県、そして全国につながる組織です。 日々の暮らしの中で感じる困りごとや制度の課題を、地域だけの問題に終わらせず、県へ、全国へ、そして国へ届けていくことができます。本人と家族の暮らしを知っている私たちだからこそ、政策に声を届ける役割があります。 4 小さくなっても、継続していく すべての地域で昔と同じ形を維持することは難しくなっています。 だからこそ、「以前と同じようにできるか」ではなく、「その地域に合った形で、どうすれば続けられるか」を考えます。賛助会員など地域の応援者とつながる、複数地区で一緒に活動する、研修・レクレーション教室、スポーツなどできることから取り組む。形は変わっても、育成会の役割をつないでいきます。 会員からは、3町合同でスポーツ大会を開催していたり、2市合同での事業をしている紹介がありました。 5 本人活動を育成会の真ん中に 育成会は、親のためだけの団体ではありません。 本人が地域で暮らし、楽しみ、学び、人とつながり、自分の思いを伝えることを大切にしたい。親が「本人のために考える」だけではなく、本人の声や本人の活動を、育成会の活動の真ん中に置いていきます。 私たちがめざす育成会 これからについて この姿は県育成会だけでつくるものではありません。 それぞれの地域には、それぞれの歴史と実情があります。だからこそ、各地域の実践を持ち寄り、「これからの育成会に何ができるか」「県育成会に何を期待するか」を一緒に考えていきたいと思います。 [つないだ手は、離しませんから] |
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